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ばいかぜっく梅花絶句

陸游|南宋|七言絶句

聞道梅花坼暁風
雪堆遍満四山中
何方可化身千億
一樹梅花一放翁
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

聞道きくならく 梅花 暁風に坼ひらくと

雪堆せったい 遍く四山の中に満つ

何の方ほうか化身千億なるべき

一樹の梅花に一放翁

現代語訳

梅の花が明け方の風にほころんだと聞いた。雪のような花が四方の山に満ちている。どうしたら自分を千億に分身させられるだろう。一本一本の梅の木の前に、わたしが一人ずついられるように。

原文と書き下し文の対照

聞道梅花坼暁風 ― 聞道く 梅花 暁風に坼くと
雪堆遍満四山中 ― 雪堆 遍く四山の中に満つ
何方可化身千億 ― 何の方か化身千億なるべき
一樹梅花一放翁 ― 一樹の梅花に一放翁

鑑賞

梅の花が明け方の風にほころんだと聞いた。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。

日本で親しまれる理由

「一樹梅花一放翁」。すべての梅の木の前に、自分がいたい。

語句

聞道
「聞道」——詩の情景を支える語
雪堆
「雪堆」——詩の情景を支える語

作者

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作られた背景

陸游(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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