りんあんしゅんうしょせい臨安春雨初霽
小楼一夜聴春雨
深巷明朝売杏花
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
小楼 一夜 春雨を聴く
深巷 明朝 杏花を売らん
現代語訳
小さな楼で一晩じゅう春の雨音を聞いた。明日の朝には、路地の奥で杏の花を売る声がするだろう。
原文と書き下し文の対照
小楼一夜聴春雨 ― 小楼 一夜 春雨を聴く
深巷明朝売杏花 ― 深巷 明朝 杏花を売らん
鑑賞
小さな楼で一晩じゅう春の雨音を聞いた。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「深巷明朝売杏花」。春の雨音の向こうに、花売りの声が待つ。
語句
- 深巷
- 「深巷」——詩の情景を支える語
- 小楼
- 「小楼」——詩の情景を支える語
- 一夜
- 「一夜」——詩の情景を支える語
作者
陸游の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
陸游(南宋)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。