ぼっか木瓜
投我以木瓜
報之以瓊琚
匪報也
永以為好也
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
我に投ずるに木瓜を以てす
之に報ゆるに瓊琚を以てす
報ゆるに匪ざるなり
永く以て好と為さんとなり
現代語訳
あなたが木瓜の実を投げてくれたので、わたしは美しい玉を返す。お返しのつもりではない。いつまでも仲よくしたいから。
原文と書き下し文の対照
投我以木瓜 ― 我に投ずるに木瓜を以てす
報之以瓊琚 ― 之に報ゆるに瓊琚を以てす
匪報也 ― 報ゆるに匪ざるなり
永以為好也 ― 永く以て好と為さんとなり
鑑賞
あなたが木瓜の実を投げてくれたので、わたしは美しい玉を返す。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「永以為好也」。お返しではなく、ずっと仲よくいたいから。
語句
- 木瓜
- 「木瓜」——詩の情景を支える語
- 瓊琚
- 「瓊琚」——詩の情景を支える語
作者
詩経の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
『詩経』所収。周代に歌い継がれた四言の古典。