てんもんざんをのぞむ望天門山
天門中断楚江開
碧水東流至此回
両岸青山相対出
孤帆一片日辺来
碧水東流至此回
両岸青山相対出
孤帆一片日辺来
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
天門 中断して楚江開き
碧水 東流して此に至りて回る
両岸の青山 相対して出で
孤帆一片 日辺より来たる
現代語訳
天門山は中ほどで断ち切られ、長江がそこを開いて流れ出る。碧い水は東へ流れ、ここで北へ向きを変える。両岸の青山が向かい合ってせり出し、孤帆が一枚、日のほとりからやってくる。
原文と書き下し文の対照
天門中断楚江開 ― 天門 中断して楚江開き
碧水東流至此回 ― 碧水 東流して此に至りて回る
両岸青山相対出 ― 両岸の青山 相対して出で
孤帆一片日辺来 ― 孤帆一片 日辺より来たる
鑑賞
天門が中断して楚江がひらく。碧水は東へ流れ、ここで折り返す。両岸の青山が相対して立ち現れ、孤帆が日のほうからやって来る——壮快な長江の門出です。
日本で親しまれる理由
「両岸青山相対出、孤帆一片日辺来」。青山が両岸に立ち、日のほうから帆が来る
語句
- 天門山
- 安徽・当塗と和県の間、長江两岸の山
- 楚江
- 楚の地を流れる長江
- 至此回
- ここに至って流れが回る(北へ、とも)
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白が長江の天門山を舟から望んだ七絶。