かじつなんていにしんだいをおもう夏日南亭懐辛大
散髪乗夕涼
開軒臥閑敞
荷風送香気
竹露滴清響
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
散髪して夕涼に乗じ
軒を開いて閑敞に臥す
荷風 香気を送り
竹露 清響を滴らす
現代語訳
髪をほどいて夕涼みをし、窓を開けて広々とした所に寝ころぶ。蓮を渡る風が香りを運び、竹の露がしたたって澄んだ音を立てる。
原文と書き下し文の対照
散髪乗夕涼 ― 散髪して夕涼に乗じ
開軒臥閑敞 ― 軒を開いて閑敞に臥す
荷風送香気 ― 荷風 香気を送り
竹露滴清響 ― 竹露 清響を滴らす
鑑賞
髪をほどいて夕涼みをし、窓を開けて広々とした所に寝ころぶ。読み終えても、蓮の香りの風、竹の露の澄んだ音という感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「竹露滴清響」。蓮の香りの風、竹の露の澄んだ音。
語句
- 閑敞
- 「閑敞」——詩の情景を支える語
- 散髪
- 「散髪」——詩の情景を支える語
- 乗夕
- 「乗夕」——詩の情景を支える語
作者
孟浩然の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
孟浩然(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。