ようしゅうかんしゃくはんがんによす寄揚州韓綽判官
青山隠隠水迢迢
秋尽江南草未凋
二十四橋明月夜
玉人何処教吹簫
秋尽江南草未凋
二十四橋明月夜
玉人何処教吹簫
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
青山 隠隠として水 迢迢たり
秋尽きて江南 草未だ凋まず
二十四橋 明月の夜
玉人 何れの処にか吹簫を教ふる
現代語訳
青い山はかすかに、水ははるかに続く。秋も終わりだが江南の草はまだ枯れていない。二十四橋に明月がかかる夜、君は今ごろどこで美人に笛を教えているのだろう。
原文と書き下し文の対照
青山隠隠水迢迢 ― 青山 隠隠として水 迢迢たり
秋尽江南草未凋 ― 秋尽きて江南 草未だ凋まず
二十四橋明月夜 ― 二十四橋 明月の夜
玉人何処教吹簫 ― 玉人 何れの処にか吹簫を教ふる
鑑賞
青い山はかすかに、水ははるかに続く。読み終えても、二十四橋の明月の夜、笛の音が聞こえるという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「玉人何処教吹簫」。二十四橋の明月の夜、笛の音が聞こえる。
語句
- 迢迢
- 「迢迢」——詩の情景を支える語
- 吹簫
- 「吹簫」——詩の情景を支える語
作者
杜牧の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
杜牧(晩唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。