きすいじゅ亀雖寿
老驥伏櫪
志在千里
盈縮之期
不但在天
養怡之福
可得永年
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
老驥 櫪に伏すも
志は千里に在り
盈縮の期は
但だ天に在るのみならず
養怡の福は
永年を得べし
現代語訳
年老いた名馬は厩に伏していても、志は千里の彼方にある。命の長短は天だけが決めるのではない。心身を健やかに養う幸いによって、長い年月を得ることができる。
原文と書き下し文の対照
老驥伏櫪 ― 老驥 櫪に伏すも
志在千里 ― 志は千里に在り
盈縮之期 ― 盈縮の期は
不但在天 ― 但だ天に在るのみならず
養怡之福 ― 養怡の福は
可得永年 ― 永年を得べし
鑑賞
年老いた名馬は厩に伏していても、志は千里の彼方にある。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「可得永年」。志があるかぎり、いつまでも千里を駆ける。
語句
- 老驥
- 「老驥」——詩の情景を支える語
- 盈縮
- 「盈縮」——詩の情景を支える語
- 養怡
- 「養怡」——詩の情景を支える語
作者
曹操の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
曹操(魏)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。