さんちゅうそうべつ山中送別
山中相送罷
日暮掩柴扉
春草明年緑
王孫帰不帰
日暮掩柴扉
春草明年緑
王孫帰不帰
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
山中 相送り罷み
日暮 柴扉を掩ふ
春草 明年緑ならん
王孫 帰るや帰らずや
現代語訳
山の中で友を見送り終えて、日暮れに柴の戸をしめる。春の草は来年もまた緑になるだろう。君もまた帰って来てくれるだろうか。
原文と書き下し文の対照
山中相送罷 ― 山中 相送り罷み
日暮掩柴扉 ― 日暮 柴扉を掩ふ
春草明年緑 ― 春草 明年緑ならん
王孫帰不帰 ― 王孫 帰るや帰らずや
鑑賞
山の中で友を見送り終えて、日暮れに柴の戸をしめる。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「王孫帰不帰」。春の草はまた緑に。また会える日を待つ。
語句
- 山中
- 「山中」——詩の情景を支える語
- 相送
- 「相送」——詩の情景を支える語
- 日暮
- 「日暮」——詩の情景を支える語
作者
王維の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王維(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。