せいへいちょう そのいち清平調 其一
雲想衣裳花想容
春風払檻露華濃
若非群玉山頭見
会向瑤台月下逢
春風払檻露華濃
若非群玉山頭見
会向瑤台月下逢
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
雲には衣裳を想ひ 花には容を想ふ
春風 檻を払ひて露華濃やかなり
若し群玉山頭に見るに非ずんば
会ず瑤台月下に向かひて逢はん
現代語訳
雲を見ればその衣裳を、花を見ればその顔立ちを思い浮かべる。春風が欄干をなで、花の露はしっとりと濃い。こんな人には仙女の住む群玉山でなければ、きっと瑤台の月の下でしか会えないだろう。
原文と書き下し文の対照
雲想衣裳花想容 ― 雲には衣裳を想ひ 花には容を想ふ
春風払檻露華濃 ― 春風 檻を払ひて露華濃やかなり
若非群玉山頭見 ― 若し群玉山頭に見るに非ずんば
会向瑤台月下逢 ― 会ず瑤台月下に向かひて逢はん
鑑賞
雲を見ればその衣裳を、花を見ればその顔立ちを思い浮かべる。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「会向瑤台月下逢」。雲も花も、あなたを思い出させる。
語句
- 露華濃
- 「露華濃」——詩の情景を支える語
- 雲想
- 「雲想」——詩の情景を支える語
- 衣裳
- 「衣裳」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。