しょうし小至
天時人事日相催
冬至陽生春又来
岸容待臘将舒柳
山意衝寒欲放梅
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
天時人事 日に相催す
冬至 陽生じて春又来たる
岸容は臘を待ちて将に柳を舒べんとし
山意は寒を衝きて梅を放たんと欲す
現代語訳
天の巡りも人の営みも日ごとにせきたてる。冬至に陽の気が生まれ、春がまたやってくる。岸辺は師走を待って柳の芽をのばそうとし、山は寒さをついて梅を咲かせようとしている。
原文と書き下し文の対照
天時人事日相催 ― 天時人事 日に相催す
冬至陽生春又来 ― 冬至 陽生じて春又来たる
岸容待臘将舒柳 ― 岸容は臘を待ちて将に柳を舒べんとし
山意衝寒欲放梅 ― 山意は寒を衝きて梅を放たんと欲す
鑑賞
天の巡りも人の営みも日ごとにせきたてる。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「山意衝寒欲放梅」。冬至、光が生まれ、春はまたやって来る。
語句
- 天時
- 「天時」——詩の情景を支える語
- 人事
- 「人事」——詩の情景を支える語
- 日相
- 「日相」——詩の情景を支える語
作者
杜甫の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
杜甫(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。