ようじょし幼女詞
幼女纔六歳
未知巧与拙
向夜在堂前
学人拝新月
未知巧与拙
向夜在堂前
学人拝新月
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
幼女 纔かに六歳
未だ巧と拙とを知らず
夜に向かひて堂前に在り
人を学びて新月を拝す
現代語訳
幼い娘はまだ六歳。上手も下手もまだわからない。夜になると座敷の前に出て、大人のまねをして新月を拝んでいる。
原文と書き下し文の対照
幼女纔六歳 ― 幼女 纔かに六歳
未知巧与拙 ― 未だ巧と拙とを知らず
向夜在堂前 ― 夜に向かひて堂前に在り
学人拝新月 ― 人を学びて新月を拝す
鑑賞
幼い娘はまだ六歳。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「学人拝新月」。まねをして、月にお願いごとをする子。
語句
- 幼女
- 「幼女」——詩の情景を支える語
- 纔六
- 「纔六」——詩の情景を支える語
- 未知
- 「未知」——詩の情景を支える語
作者
施肩吾の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
施肩吾(中唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。