ころげつこう古朗月行
小時不識月
呼作白玉盤
又疑瑤台鏡
飛在青雲端
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
小時 月を識らず
呼んで白玉の盤と作す
又疑ふ 瑤台の鏡の
飛んで青雲の端に在るかと
現代語訳
幼いころ、月が何か知らなくて、白い玉のお皿だと呼んでいた。仙女の住む瑤台の鏡が飛んできて、青い雲の端に掛かっているのかとも思った。
原文と書き下し文の対照
小時不識月 ― 小時 月を識らず
呼作白玉盤 ― 呼んで白玉の盤と作す
又疑瑤台鏡 ― 又疑ふ 瑤台の鏡の
飛在青雲端 ― 飛んで青雲の端に在るかと
鑑賞
幼いころ、月が何か知らなくて、白い玉のお皿だと呼んでいた。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「飛在青雲端」。子どもの目には、月は白い玉のお皿。
語句
- 小時
- 「小時」——詩の情景を支える語
- 不識
- 「不識」——詩の情景を支える語
- 呼作
- 「呼作」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。