ちょうかんこう長干行
妾髪初覆額
折花門前劇
郎騎竹馬来
遶床弄青梅
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
妾が髪 初めて額を覆ひ
花を折りて門前に劇る
郎は竹馬に騎りて来たり
床を遶りて青梅を弄す
現代語訳
わたしの前髪がやっと額を覆うころ、門の前で花を摘んで遊んでいた。あなたは竹馬に乗ってやって来て、井戸のまわりをまわりながら青い梅の実で遊んだ。
原文と書き下し文の対照
妾髪初覆額 ― 妾が髪 初めて額を覆ひ
折花門前劇 ― 花を折りて門前に劇る
郎騎竹馬来 ― 郎は竹馬に騎りて来たり
遶床弄青梅 ― 床を遶りて青梅を弄す
鑑賞
わたしの前髪がやっと額を覆うころ、門の前で花を摘んで遊んでいた。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「遶床弄青梅」。竹馬と青梅。小さなころからの大切な人。
語句
- 妾髪
- 「妾髪」——詩の情景を支える語
- 初覆
- 「初覆」——詩の情景を支える語
- 折花
- 「折花」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。