しじでんえんざっこう四時田園雑興
昼出耘田夜績麻
村荘児女各当家
童孫未解供耕織
也傍桑陰学種瓜
村荘児女各当家
童孫未解供耕織
也傍桑陰学種瓜
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
昼は出でて田を耘り夜は麻を績ぐ
村荘の児女 各家に当たる
童孫は未だ耕織に供するを解せず
也た桑陰に傍うて瓜を種うるを学ぶ
現代語訳
昼は田の草を取り、夜は麻を紡ぐ。村の若者も娘もそれぞれ家の仕事を受けもつ。小さな孫はまだ畑仕事も機織りもできないが、桑の木陰で瓜を植えるまねをしている。
原文と書き下し文の対照
昼出耘田夜績麻 ― 昼は出でて田を耘り夜は麻を績ぐ
村荘児女各当家 ― 村荘の児女 各家に当たる
童孫未解供耕織 ― 童孫は未だ耕織に供するを解せず
也傍桑陰学種瓜 ― 也た桑陰に傍うて瓜を種うるを学ぶ
鑑賞
昼は田の草を取り、夜は麻を紡ぐ。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「也傍桑陰学種瓜」。小さな手で、大人のまねをして瓜を植える。
語句
- 昼出
- 「昼出」——詩の情景を支える語
- 耘田
- 「耘田」——詩の情景を支える語
- 夜績
- 「夜績」——詩の情景を支える語
作者
范成大の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
范成大(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。