じょうなん城南
雨過横塘水満堤
乱山高下路東西
一番桃李花開尽
惟有青青草色斉
乱山高下路東西
一番桃李花開尽
惟有青青草色斉
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
雨過ぎて横塘 水 堤に満ち
乱山高下して路は東西
一番の桃李 花開き尽くし
惟だ青青たる草色の斉しき有り
現代語訳
雨が上がり、横塘の水は堤いっぱい。山々は高く低く連なり、道は東へ西へ。桃と李の花はひととおり咲き終わり、今は青々とした草がいっせいに伸びそろっている。
原文と書き下し文の対照
雨過横塘水満堤 ― 雨過ぎて横塘 水 堤に満ち
乱山高下路東西 ― 乱山高下して路は東西
一番桃李花開尽 ― 一番の桃李 花開き尽くし
惟有青青草色斉 ― 惟だ青青たる草色の斉しき有り
鑑賞
雨が上がり、横塘の水は堤いっぱい。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「惟有青青草色斉」。花のあとは、青い草がいっせいに伸びる。
語句
- 横塘
- 「横塘」——詩の情景を支える語
- 雨過
- 「雨過」——詩の情景を支える語
- 水満
- 「水満」——詩の情景を支える語
作者
曾鞏の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
曾鞏(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。