とうよう桃夭
桃之夭夭
灼灼其華
之子于帰
宜其室家
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
桃の夭夭たる
灼灼たる其の華
之の子 于き帰がば
其の室家に宜しからん
現代語訳
若々しい桃の木に、燃えるように花が咲いている。この娘がお嫁に行けば、きっとその家をしあわせにするだろう。
原文と書き下し文の対照
桃之夭夭 ― 桃の夭夭たる
灼灼其華 ― 灼灼たる其の華
之子于帰 ― 之の子 于き帰がば
宜其室家 ― 其の室家に宜しからん
鑑賞
若々しい桃の木に、燃えるように花が咲いている。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「宜其室家」。燃えるように咲く桃の花。しあわせを運ぶ人。
語句
- 夭夭
- 「夭夭」——詩の情景を支える語
- 灼灼
- 「灼灼」——詩の情景を支える語
作者
詩経の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
『詩経』所収。周代に歌い継がれた四言の古典。